デ1070形

1974年~1976年に製造された両運転台車両。

3両編成に増結し4両編成とするために6両が製造されました。

デ1071〜デ1073は非冷房のまま廃車され、冷房化されたデ1074〜デ1076はデ1100・サ1200形かデ1150・サ1250形と固定編成化されました。

そのため本来の増結車としての役割は失っています。

デ1076は神鉄初の冷房化改造が行われた車両です。

また、デ1071は神鉄最後の非冷房車両で、この車両の廃車により2009年に神鉄の冷房化率は100%を達成しました。


編成表

(←粟生    鈴蘭台→)

現有車両

 

デ1076(-デ1153-サ1252-デ1154)

 

廃車

 

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デ1071

デ1072

デ1073

デ1074

デ1075

 


※2020年4月現在


4両編成(+デ1150形・サ1250形)

1076(1976年製)

デ1076はデ1075に続くデ1070形のマイナーチェンジ車で、神鉄初の改造冷房車として有名です。なんと最後に冷房改造されたデ1075と約20年もの差がありますが、改造内容にほぼ差はありません。デ1075との屋根の差は貼り屋根であることと避雷器から伸びるアース線が空気管をオーバークロスしていること、パンタ脇のランボード側面に覆いがないことぐらいです。このデ1076の形態的特徴は、運転台撤去部分の前照灯のヘリは平坦になっているものの、帯が先頭車と同じタイプになっている点です。この2つの特徴をもつ現役車は1076-1153のみで、独特の形態といえます(かつて1071〜1073が同じ形態だったがこの3両は転落防止幌が無かった)。また、運転台の残る粟生側も、足掛けが運転台側のみで、助手席側には無いなど、表情も少し異なります。2017年9月に標識灯・尾灯がLED化、2018年3月にリニューアルが行われました。

□標識灯・尾灯LED化後□

1154F

普通 小野行き

2018.03.13

木幡