1120F(1971〜2019)

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デ1119-サ1210-デ1120

1120Fは、前述の1116F同様かつて4両編成を組んでいた編成で、1116Fと同様、ドアセンサー,ドアチャイム設置、簡易型転落防止幌取付、車内扉部分の靴ズリがないといった特徴をしています。また、4両から3両に戻った編成の特徴として新開地側先頭車の貫通扉に取っ手が増設されています。中でも1120Fは車体がホワイトの部分の取っ手も赤く塗られている点が特徴です。また、1120号車,1210号車はドア窓がHゴムで統一、1119号車は角ばったタイプで統一(2016年4月現在)と比較的統一感の見られる編成でした。デ1120もデ1108のように前面扉の水切りは高い位置に取り付けられています。2017年9月に当時の1100形では唯一、種別・後部標識灯がLED化されました。

4連時代


3連化後


尾灯・標識灯交換後


5連時代(転落防止幌・試験編成)

5両編成で活躍していた頃の1120Fは、転落防止幌の試験編成として選ばれ現在採用されている形とは異なる転落防止幌を装備していました。その頃の各車両の記録が有りますのでご覧下さい。

1120号車

JR等で採用例の有る縦長の物を装備しています。


1126号車

有馬方に阪急電鉄で採用されているタイプの転落防止幌を装備しています。


1210号車

神戸方を阪急電鉄タイプ。有馬方を1120号車と同じJR等で採用されているタイプの物を装備しています。

 

1119号車の神戸方には1071号車を連結していますが、4連でも走れるようになっているため、転落防止幌の設置は行われていません。


1120-[JR型]-1126-[阪急型]-1210-[JR型]-1119+1071

廃車 (2019年)

2019年3月27日に営業運転を終了し、その日のうちに見津車庫へ回送、疎開留置されました。

4月27日の終電後に自走で鈴蘭台車庫へ返却されました。

5月15日の終電後にデ1119-サ1210の2両が1352Fの牽引で市場へ廃車回送され、翌16日に搬出されました。

16日終電後には残るデ1120が1352F牽引で廃車回送され、翌17日に搬出されました。

市場へ回送されたデ1119-サ1210
市場へ回送されたデ1119-サ1210
市場で床下機器を取り外されているデ1120
市場で床下機器を取り外されているデ1120