神戸電鉄(以下神鉄)・阪急電鉄(以下阪急)・阪神電気鉄道(以下阪神)・山陽電気鉄道(以下山陽)の全列車が停車します。
1968年の神戸高速鉄道開業と同時に設置された神戸市兵庫区にある地下駅です。
狭軌(1067㎜)の南北線(神鉄神戸高速線)と標準軌(1435㎜)の東西線(阪急・阪神神戸高速線)の2つのホームを持ちます。
地下1階の改札外には東隣の高速神戸駅(HS35)まで伸びる地下街「メトロこうべ」があります。
駅番号は神戸電鉄の「KB01」です。
東から1番線、2・3番線、4番線の4面3線頭端式ホームを持ち、1・2番線が三田線系統に、3・4番線が粟生線系統に使用されています。
ホームと同じ地下1階西改札口側の改札内には下記の店舗があります。
東改札口は地下2階ホーム東端から上がったところにあり、こちらには売店などはありません。
駅名標や案内放送などは神鉄独自のものとなっています。
駅番号は阪神電気鉄道の「HS36」です。
北から1番線、2・3番線、4番線の2面3線島式ホームを有しています。
1・2番線には三宮・大阪・奈良方面行きの列車が、3・4番線には姫路方面行きの列車が発着します。
駅名標、案内放送ともに阪神のものが使用されています。
神戸に乗り入れる阪急は終点が三宮、阪神は元町、山陽は起点が兵庫(現在は廃止)、神鉄は湊川とそれぞれターミナルがバラバラで、市電がこれらを結ぶ役割を果たしていました。
路面電車は低速であり、乗り換えが必要であることや定員の少なさなどから阪神・山陽の両社は湊川乗り入れを、神鉄は国鉄神戸駅への高架線での延伸を計画しましたが資金難から断念。
しかし、モータリゼーションの進行によりこれまで市電が担ってきた役割を私鉄4社に任せて交通を整備したかった神戸市が主体となって1958年に第3セクター「神戸高速鉄道株式会社」を設立。
1968年に西代~兵庫間は廃止の上で山陽西代~新開地~高速神戸~阪急三宮間と高速神戸~阪神元町間からなる東西線、神鉄湊川~新開地間の南北線が開業し、利便性が向上しました。
その後2010年に運営体制を見直し、元町~西代間が阪神神戸高速線、阪急三宮~新開地間が阪急神戸高速線、湊川~新開地間が神鉄神戸高速線となり現在に至ります。
神戸高速鉄道は現在まで車両を一切所有しない、珍しい運営方式を採用しています。
また、神戸高速鉄道の「高速」は路面電車と比較してのものです。同様の例は、現在東京メトロになっている営団地下鉄(帝都高速度営団)や大阪市営地下鉄の正式名称(大阪市高速鉄道)に見られます。
神鉄
保有している全車両
阪急
神戸線所属8両編成の全編成(1000系・7000系・8000系・9000系)
阪神
1000系・8000系・9000系・9300系(赤胴車)
5001形・5500系・5550系・5700系(青胴車)
山陽
保有している全車両
新開地(KB01・HS36)
しんかいち SHINKAICHI
営業開始…1968.04.07
住所………〒652-0811 神戸市兵庫区新開地2丁目3番B-1号
電話番号…078-575-5061
標高………0m