踏切巡り、第5回は葉多駅下車すぐのところにある道町第1踏切。
第4種踏切です。
「でんしやにちゅうい」の看板だけのシンプルな第4種踏切。
いつも思うのですが、「ちゅうい」の「ゆ」は小さいのにどうして「でんしゃ」の「や」は大きいんでしょうか…
まあそれはそれとして。
踏切を渡ると舗装されていないあぜ道が続きます。
この先につながっているのはお墓だけ。これは神鉄の第4種踏切にありがちなパターンだったりします。
普通に生活していたらわたしたちにはあまりご縁の無い道ですね。
しかし、春になるとこのあぜ道にもちらほら人が見られるようになります。
それは、周辺の田畑に一斉にレンゲが咲くため。
ところで、田植えの前にレンゲを植える理由はご存知でしょうか?
マメ科の植物の根に付着する根粒菌の窒素固定作用を利用して、それを肥料に作物を育てるという農法です。
現在では化成肥料の普及により、レンゲを植える農家さんも少なくなってきているようです。
多くの方に来ていただけるのは大変ありがたい話なのですが、田んぼへの立ち入りや違法駐車など、マナーの悪い方が年々増加してきているのが現状です。
このあたり一帯のレンゲは撮影に来られる鉄道ファンのために植え続けてくださっているものです。これからもこの景色を見せていただけるよう、最低限のマナーは守っていただきたいなと思います。
踏切を上手に使って雰囲気のある写真を撮ることもできると思います。
景色を楽しみに行くついでに、ちょっとだけ踏切にも目を向けてほしいな…なんて。
道町第1踏切(粟80)
第4種踏切
葉多駅下車すぐ
2018.06.01