記念すべき第1回は池の下踏切。
粟生線には第4種踏切が数多く存在しますが、それに負けないぐらい面白いのがこの踏切。
…ところで、いきなり「第4種踏切」なんて出てきてイメージできますか?
第1回なのでまずは踏切についての説明から。
踏切は大きく4種類に分けられます。
第1種…自動の警報器・遮断桿を設置するか、踏切保安係を配置して列車接近時に道路を遮断するもの
第2種…一部時間帯のみ踏切保安係を配置したもの(配置のない時間帯は第4種と同様の扱い)
第3種…警報器のみが設置されているもの
第4種…警報器も遮断桿も設置されていないもの
このうち第1種踏切は2種類に分けられます。
第1種甲…24時間通過する全列車に作動するもの
第1種乙…始発から終電までに作動するもの
日本で設置されている第1種踏切のほとんどが第1種甲です。また、第2種踏切は日本ではすでに全廃されています。
神戸電鉄では第1種甲踏切と第4種踏切のみが設置されています。
では話を本題に戻して…池の下踏切(第1種甲)です。
市場駅で電車を降り、自転車置き場の先に見える駅チカなお手軽踏切(?)です。
この踏切の特徴。それは…
少し見にくいかもしれませんが、踏切の左右両方に水が流れていて橋が架かっているんです。
堤防に踏切があって、踏切で川を挟む形になっているところは結構多いように思います。三田線の武庫川を渡るところなんかがそうですよね!
右側(神戸方)にある橋の名前は「広島川橋梁」。
左側(粟生方)の橋の名前は調査不足でまだわかっていないのですが、右側奥に向かって伸びている川は広島川という名前のようです。
写真には写っていないのですが、左奥にはため池があります。左側に見えるのはその池から広島川に流れ込む水路、と見てよいでしょう。
忘れちゃいけないのがこの警報灯。一番道路寄りにあるもののフチ(?)がスパーンと切られちゃってます。道幅が狭いので仕方ないですよね。
とまあ、こんな感じであまり目立たない踏切一つ一つにスポットライトを当ててあげよう!というコーナーです。毎月1日・15日の月2回更新を予定しています。
第1回の今回は個性的な踏切をご紹介したので内容も濃いものになりましたが、ほとんどの踏切は似通ったものばかりなんです。期待外れになっちゃう回もあるかもしれませんがその点はご容赦ください。また、駅構内の踏切に関しましても今回はスルーということでよろしくお願いします。
それでは粟生線の全踏切をコンプリートするまで、時間はかかりますがよろしくお願いします!!