鉄道車両には何処かしらに屋上へ登るためのステップがついています。もちろん神戸電鉄の車両にもついているわけですが、1000系列はそのバリエーションの多さからかステップの位置に上のような差異が見られます。
1370形を除く3扉車に見られる妻面寄車端部に取り付けられているものです。1150,1500形は両先頭車、1350形は偶数のパンタのある車両にステップがあります。反対側も同様に妻面寄にあります。
こちらは2扉車に見られる乗務員扉直後にあるタイプで、デ1100形に見られます。また、デ1070形も窓配置は違いますがこのタイプで、他にも既に引退した2扉車各車もこのタイプです。デ1070形は新開地寄乗務員扉直後、デ1100形は両先頭車、引退したデ1000,1300形は偶数のパンタ車、デ1050形は全車に取り付けられています。
デ1100,1150形のうち4両固定化などでパンタグラフが撤去された車両はステップも撤去されていますが、ランボードにステップの名残を見ることができます。
これは1370形に見られるもので、デ1320形時代は1枚目のようなタイプがついていましたが運転台を取り付けた際に元来ステップがあった部分は切除され、そこに運転台がステップを含めて移植されたものと思われます。1370形偶数車は廃車された1372を含めて全車この形態です。
※2017年1月現在