1971年から製造された片側2扉、2両編成の車両がデ1300形です。
デ1000形(1965~1995年)と似た姿ですが、回生ブレーキが搭載されておらず、パンタグラフも偶数車の新開地寄りに1基のみとなっている点に相違が見られます。
このデ1300形は1973年までに5編成10両が製造され、2+2の4両編成のほか、5両編成の増結車としても活躍し、1995年に5000系が増備されると4編成8両(1301〜1308)が廃車、残る1編成(1310-1309)が増結車予備として残存しましたが、数奇な運命を経て冷房取り付け、デ1350形1362F(デ1361-デ1362)と編成を組んで4両固定編成化、その他諸々の改造を受け2015年まで活躍しました。
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デ1320形を先頭車化改造する際にデ1300形4両・デ1050形2両から車両先頭部が流用されました。
・1372F(1371-1372)
デ1321 + デ1303の先頭部 → 1371
デ1322 + デ1304の先頭部 → 1372
・1374F(1373-1374)
デ1323 + デ1057の先頭部 → 1373
デ1324 + デ1058の先頭部 → 1374
・1376F(1375-1376)
デ1325 + デ1305の先頭部 → 1375
デ1326 + デ1306の先頭部 → 1376
1372F(1371-1372)は1310F(デ1309-デ1310)とともに2015年3月に廃車されましたが、1376F(1375-1376)は1374F(1373-1374)と固定編成化され1376F(1373-1374-1375-1376)として現在も運行されています。
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