Writer:小野
前回は新開地発小野行きの急行列車についてご紹介しました。
今回はダイヤ改正でその“小野急”が無くなってからよく追いかけていた列車についてご紹介します。
今回ご紹介する列車は、志染駅15時20分始発の小野行き普通列車(15401列車)です。2017年3月25日のダイヤ改正より設定され、2020年3月14日のダイヤ改正前日まで運行されました。
独立記事にするほどの列車ではないのでブログで取り上げます。
日中の志染始発小野行き列車はこの1本のみで、志染駅西側の側線から1番線に入線する列車はこれが唯一でした。日中に急行列車が走っていた頃は、夕方に側線から出てくる列車はすべて3番線に入線、新開地行き列車として折り返していました。
志染駅側線には日中2編成が留置されています。このうち手前の編成は志染駅始発の小野行き普通列車に充当されていました。
ちなみに後ろの編成は平日ダイヤでは3番線に入線して新開地行きになり、土休日ダイヤでは終日ここで留置されていました。
留置されているときの種別・方向幕は前運用のままなので普通志染行き表示ですが、基本的には志染駅入線前に普通小野行き表示に変更されます。
1時間の留置を経て2番線を折り返す志染駅始発の新開地行き準急列車と、新開地からやってきた小野行き普通列車が15時5分に出発します。
そして15時14分になると15401列車が入線。
2つのポイントを越え、編成をくねらせながら入線する姿はなかなか迫力があるものです。
15401列車の魅力のひとつとして、平日ダイヤと土休日ダイヤで充当される両数が異なることが挙げられます。平日ダイヤでは4両編成が、土休日ダイヤでは3両編成が充当されるため全列車に運用入りの可能性がありました。
これは小野行き急行列車と同じ特徴です。小野急が無くなった次にこの列車に興味を持ったのは必然…なのかも。
たくさんの記録の中からいくつかをピックアップ。
2018年の大みそかに撮影した1108F。
90周年記念ヘッドマークも懐かしいですね。
2019年8月26日撮影の5002Fハッピートレイン。
5000系の中でも充当される回数が多く、何度か撮影した記憶があります。
12月7日撮影の1152F。
3代目ジョイフル有馬ヘッドマークを掲出しています。この年の9月ごろから日中に前照灯を点灯するようになっています。
2月17日撮影の3006Fです。
私が志染駅で最後に撮った15401列車です。
3006Fは昨年のダイヤ改正以降見津車庫に留置されています。
いろいろと思い入れの深い1枚です。
志染発小野行きの15401列車が無くなってもうそろそろ1年。三木行きの列車が日中に走るようになったりもしましたが、コロナ禍でなかなか撮りに行く機会もなく、新しく興味を持つような列車にも出会えていません。
また気軽にカメラを片手に沿線を散策できるような情勢になったらいいなと思います。