1.前面

神鉄を代表する顔ともいえる1000系列の顔。古くは310形や800形から受け継いだこの前面形状には微妙な違いがあります。

新開地寄り先頭車

HMステーがあり、足掛けがある一般的なスタイルです。画像は1376ですが、現有車では他にもデ1100の新開地寄り全車、デ1152、デ1352と多数がこのスタイルです。また、引退したデ1000、デ1050、デ1070(運転台撤去前)、デ1300もこのスタイルです。


1356,1360に見られるHMステーと足掛けの無い前面です。デ1356のみ渡り板が本来粟生寄りについてるものが新開地寄りについています(1枚目の1376と見比べてみてください)。また、このタイプはHMを取り付けることができないので、毎秋のジョイフル有馬のHMも取り付けられません。


こちらはHMステーあり、足掛けはなしというタイプです。現在新開地寄り先頭車でこのスタイルをしているのは1500形偶数車とデ1154の3両のみです。


粟生・三田寄り先頭車

こちらはHMステー、足掛けともにある一般的なタイプです。基本的に新開地寄りと同じですが助手席側の足掛けが上方にずれて取り付けられています。これはもともとジャンパ線があったためそれを避けて取り付けられた名残です。このタイプはデ1075、デ1100の奇数車(デ1113を除く)、1373で見られます。


こちらはデ1076のみに見られるHMステーあり、足掛けは運転台側のみという特異なタイプです。どうしてこのような形態になったかは不明です。また、塗装のミス(?)によって下端の帯が傾いていました。


こちらも例外、デ1151のみに見られるHMステーあり、足掛けが上方にズレていないというタイプです。デ1151は製造時からこのタイプだったようで、ジャンパ線も取り付けられていたようですが、足掛けと干渉はしなかった模様です。


前述の新開地寄りと同じように、1356Fデ1353、1360Fデ1357に見られるHMステー、足掛けともに無いタイプです。かつてはデ1361もこのタイプだったようです。突起が無いからか、何となくのっぺりとした印象を受けます。


こちらも1500形の新開地寄りと同じく、HMステーあり、足掛けなしのパターンです。もともとは1500形奇数車2両のみだったようですが、デ1361がHMステーを取り付けたためデ1361もこのタイプに入ります。


※2018年4月現在