デ1350形

1979年~1987年に製造。製造時期によって大きく3タイプが存在します。第一陣の1352-1351は車体側面にKマークが無く、床がグレー色をしていします。


編成表

(←粟生    鈴蘭台→)

現有車両

 

デ1361-1362-1351-1352

1353-1354-1355-1356

1357-1358-1359-1360

 

廃車

 

未発生

 


※2020年4月現在


1352F(1362F+1352F)

1352Fはそれぞれ既に他形式と固定編成を組んでいた1352-1351と1362-1361を組み合わせた影響で随所に特徴が見られます。

1352F(1979年製)

1351-1352はデ1350形の第一陣(1979年製)で、床がグレー、Kマークなしの独特な形態をしています。また、転落防止幌の金具が白く塗装されています。デ1351は車内に連解装置の操作盤が残っているものの運転台撤去が施行されていて、前照灯のヘリは平滑です。2017年1~3月に再塗装を受けた際に標識灯・尾灯がLEDになっています。

□標識灯・尾灯LED化後□

1352F

準急 新開地行き

2017.05.05

有馬線 鵯越


1362F(1987年製)

1361-1362は、デ1350形の最終編成で、ヒューズ箱の形などに既存編成との差が見られます。また、運転台撤去跡もデ1309と同時に行われたため、前照灯のヘリが残存しています。デ1361にはデ1351と同じように連解装置の操作盤が残されています。1352-1351と異なり、転落防止幌の金具が地の銀色のままとなっていましたが、2017年1~3月に再塗装された際1352側に合わせて白く塗装されました。デ1361は2015年10月頃よりLEDの標識灯・尾灯を取り付けています。

□標識灯・尾灯LED化後□

1352F

普通 粟生行き

2017.05.05

有馬線 鵯越


1356F(1356F+1354F)

1356Fと1354Fの2本を繋いだ4両編成。

登場時から2本で4両編成を組み、複数回の組成変更を経て再びこの2本で4両固定編成化されました。1000系列の中では唯一の発電機がMGで統一されている編成です。1360Fの両先頭車、デ1154と同様ヘッドマークステーが無く、ヘッドマークの掲出ができません。2016年10月頃に標識灯・尾灯がLED化されました。

1356F(1982年製)

この編成で大きな特徴はデ1356の前面渡り板。神戸方先頭車でありながら三田・粟生方のものが設置されています。また、デ1355には連解装置の操作盤が残っています。2017年12月頃にデ1356のコンプレッサーがDH-25からC-1000へと換装されました。

□標識灯・尾灯LED化後□

1356F

普通 新開地行き

2017.03.22

有馬線 鵯越~鈴蘭台


1354F(1982年製)

1354Fは1000系列で初めて側面にKマークが取り付けられた編成です。デ1356とは異なりコンプレッサーはDH-25のままです。デ1353には連解装置の操作盤が残っています。

□標識灯・尾灯LED化後□

1356F

準急 粟生行き

2017.05.05

有馬線 長田


1360F(1360F+1358F)

1360Fと1358Fから成るこの編成もやはり登場時からこの2本で4両編成を組んでいました。

登場時から一貫してペアを組んでいる点は大きな特徴です。

2016年12月には、1000系列で初めて英字が併記された前面幕に交換されました。同時に種別・後部標識灯もLEDのものに交換されています。

1360F(1984年製)

ペアを組む1358Fデ1358がMG(電動発電機)を搭載しているのに対し、デ1360はインバータを搭載しています。デ1359は連解装置の操作盤の跡(運転台へ伸びるケーブルの通り道を塞いだ鉄板)が残っている程度という点に1356Fとの差異を見ることができます。

□標識灯・尾灯LED化後□

1360F

普通 新開地行き

2017.08.27

有馬線 鵯越~鈴蘭台


1358F(1984年製)

一時期暫定塗装で話題を振り撒いた2両です。こちらは連解装置がデ1358についていたため、デ1357はデ1350形奇数車で唯一の連解装置を装備したことのない車両です。デ1358の連解装置の跡はデ1359と同じように鉄板が貼ってあるのみとなっています。

□標識灯・尾灯LED化後□

1360F

普通 志染行き

2017.03.16

広野ゴルフ場前~志染