3000系

制御電動車のデ3000形と中間電動車のデ3100形からなるグループ。

神鉄初の3扉車、4両固定編成、アルミ製車両です。
神戸電鉄の保有車両100両突破を記念して1973年から製造されました。
1973年から1991年まで8年の空白期間がありながらも18年にわたって製造が続けられたため、細部に差異が見られます。
そのカラーリングから、建造時より「ウルトラマン」という愛称があり、現在でもその愛称で親しまれています。

編成表

(←粟生    鈴蘭台→)

現有車両

 

 

3009-3110-3109-3010

3011-3112-3111-3012

3013-3114-3113-3014

3015-3116-3115-3016

3017-3118-3117-3018

 

廃車

 

3001-3102-3101-3002

デ3003-デ3104-デ3103-デ3004

デ3005-3106-3105-3006

3007-3108-3107-3008


※2022年4月現在


1次車(3002F~3006F)

1973年〜75年に登場したグループです。1000系列同様に突き出した種別灯とグレーの床が特徴。

3006F(1975年製)

デ3006の前面が白色に塗装されているのが大きな特徴です。

3004Fが内装更新され、3002Fが廃車された今、唯一床の色がグレーの3000系です。

3006F

急行 小野行き

2017.03.19

木津


3006F

普通 新開地行き

2016.11.20

有馬線 鵯越~鈴蘭台


↑他の3000系車両と比べると白さが際立つ(奥がデ3006)

↑前面の白色塗装部の境界線


2次車(3008F~3012F)

1978年〜81年に登場したグループ。種別灯部分の前面が凹になっている点が1次車との違いです。3000系ではこのグループまでが旧塗装で登場しています。また、3010Fはお召列車として走った経歴を持っています。

3008F(1978年製)

2017年9月に標識灯・尾灯がLED化されました。

■標識灯・尾灯交換前■

3008F

普通 小野行き

2017.03.14

三木


□標識灯・尾灯LED化後□

3008F

準急 新開地行き

2017.09.30

有馬線 鵯越


3010F(1979年製)

2016年12月、標識灯・尾灯がLED化されました。

1980年7月23日、皇太子ご夫妻(今上天皇・皇后両陛下)が新開地・志染間で神戸電鉄を利用された際にお召し列車に充当された編成です。

■標識灯・尾灯交換前■

3010F

準急 三田行き

2016.11.20

鵯越~鈴蘭台


□標識灯・尾灯LED化後□

3010F

普通 新開地行き

2017.03.24

鵯越~鈴蘭台


3012F(1981年製)

2017年9月に標識灯・尾灯がLED化されました。

■標識灯・尾灯交換前■

3012F

準急 三田行き

2017.08.21

有馬線 鵯越


□標識灯・尾灯LED化後□

3012F

快速 粟生行き

2017.09.11

神戸高速線 新開地


3次車(3014F)

1989年に増備されたグループで、3014Fのみが該当します。また、3000系はこの編成より新塗装で登場しています。

3014F(1989年製)

従来の3000系とは冷房、側面幕などからインバータ、妻面扉、車内の手すりのような細部まで様々な点が異なっています。

また、デ3013は前面がへこんでいます。どうやら2000年代初期からこうなっているようです。

■標識灯・尾灯交換前■

3014F

急行 三田行き

2017.09.03

鈴蘭台


□標識灯・尾灯LED化後□

3014F

普通 新開地行き

2017.09.30

有馬線 鵯越


4次車(3016F・3018F)

1990年以降に増備されたグループ。前述の三次車を基に、台車、乗降扉の支持方法などが変更されています。

3016F(1990年製)

■標識灯・尾灯交換前■

3016F

普通 小野行き

2015.03.05

押部谷~緑が丘


□標識灯・尾灯LED化後□

3016F

急行 新開地行き

2017.09.30

有馬線 鵯越


3018F(1991年製)

■標識灯・尾灯交換前■

3018F

普通 粟生行き

2016.06.17

有馬線 長田


□標識灯・尾灯LED化後□

3018F

急行 新開地行き

2017.09.30

有馬線 鵯越